2016年12月16日金曜日

12/15 ビブリオバトルレポート@信州大学工学部図書館

こんにちは。
ビブリオバトル信州の浅野です。
12/15日に行われたつきいちビブリオバトルをレポートします。

①川上 未映子著 『すべて真夜中の恋人たち
一番手は、工学部の二年生の方です。
主人公の人見知りで酒を飲まないと会話が成立しないというふゆこ
と高校の物理教師のみつつかとの2人により描かれる恋愛小説だそうです。
一番面白いシーンとしては、8章の光についての会話のシーンだそうです。

②上田 勲著 『プリンシプル オブ プログラミング
二番手は、原さんが務めました。
プログラミングを作成する上で、重要な心構えや考え方を書いた本で
仕事などの他の分野にも活用できる実用書だそうです。

③シンシア・バーネット著 『雨の自然誌
三番手は、私浅野が務めました。
歴史、芸術、文明といった文化を雨をコンセプトにまとめた日誌
とも言える本です。カバー上に書かれている「雨は恋愛物語である」
という記述が特に印象的です。

④百田 尚樹著 『海賊とよばれた男
四番手は、前回のつきいちビブリオバトルにも参加してくれた一般の方です。
舞台は、太平洋戦争が終結した日本。石油会社を経営していた国岡鐵造の生き様
やGHQからの依頼でラジオ事業の創立に携わった歴史など描いた本だそうです。

上記の本の中からチャンプ本として選ばれたのが
海賊とよばれた男です。

以上 浅野による12/15 ビブリオバトルレポートでした。






2016年12月7日水曜日

11/25 ビブリオバトルレポート@信州大学工学部図書館

ビブリオバトル信州の原です。
今回は11月25日に信州大学工学部図書館で行われたつきいちビブリオバトルのレポートをお送りいたします。

碇 義朗 「スカイラインに賭けた男たち」
一番手は毎回参加してくださっている環境機能工学科の方。
日産自動車が生んだ名車スカイラインはいかに生まれたのかが綴られた本であるそうです。
ポルシェとスカイラインがレースで対戦したことがあり、その対戦がスカイラインを一躍有名にしたという話は初めて知りました。
                    
大崎 善生 「聖の青春」
二番手は土木工学科の方。
この本は夭折した天才棋士、村山聖を題材としたノンフィクション小説です。
村山聖は羽生善治と競い合った天才的な棋士で、村山棋士の将棋への情熱が感じられる小説だそうです。
2016年11月19日に映画も公開されているようです。
                    
モリー・グプティル・マニング 「戦地の図書館」
三番手は浅野さんが務めました。
第二次大戦中、ナチスドイツは意に沿わない書物を大量に焼却処分しました。
それに対し、アメリカは戦地にいる兵士のために、「兵隊文庫」と呼ばれる、ペーパーバックを送ります。この本はアメリカが行ったこの書物送付事業を歴史と共に追っていく本だそうです。
                    
シャノン ヘイル 「ふたりのプリンセス」
四番手は一般の方で、光芒祭のビブリオバトルを見に来てくださった方。
その名の通り二人のプリンセスが登場する小説です。
児童向けの小説ですが、怒涛の展開の連続で、
大人も楽しめる小説だそうです。 
                    
⑤トーマス・トウェイツ 「ゼロからトースター作ってみた結果」
最後を私、原が務めました。
この本はゼロからトースターを作ろうとした、トースタープロジェクトの全過程が書かれた本です。
「ゼロ」からというのは原材料から作ることを意味しており、著者は鉄は銅、プラスチックまでも自作しようと七転八倒します。その過程が面白いため、興味のある方はお手に取ってみてください。

今回のビブリオバトルでチャンプ本を獲得したのは、
ゼロからトースター作ってみた結果』でした。
以上、原によるビブリオバトルレポートでした。



2016年12月6日火曜日

12/4 ビブリオバトルレポート@えんぱーく 地区決戦

こんにちは。
ビブリオバトル信州の浅野です。
12/4(日)にえんぱーくにて行われた全国大学ビブリオバトル2016~京都決戦~ の地区決戦での
ビブリオバトルのレポートします。


三秋 著 『三日間の幸福
一番手は、工学部の二年生の方です。
主人公のクスノキは、自身の寿命を売るとお金に換えてくれる会社に、寿命を売って生活をやりくりしていた。
そんな中で、彼女や大学の友人との連絡不通などの悲しい出来事を契機に、自身の残りの人生をどう考えて
いくかを思い直すというおはなしだそうです。
また、8章からは、主人公のポジティブさも描かれているそうです。

②貴志 祐介著 『黒い家
二番手は、経法学部の1年生の方です。
現代社会のモラル崩壊に焦点を当てた本だそうです。
保険会社の社員である主人公は、あるお客との出会いを機に
殺人事件に巻き込まれていくというお話だそうです。

③多崎 礼著 『煌夜祭
三番手は、都留文科大学の藤森さん。
2人の語り手により、紐解かれる短編連作集だそうです。
短編には、ファンタジー世界で、国を救うために、魔物や民を殺すといった悲劇的な
様子が描かれていて、2人の語り手の正体が明らかになるにつれて、各短編のつながりが
見えてくる作品だそうです。



上記の本の中からチャンプ本として選ばれたのが
『煌夜祭でした。

藤森さん、京都での本戦頑張って来てください。


以上 浅野による12/4 ビブリオバトルレポートでした。






2016年12月4日日曜日

10/29 ビブリオバトルレポート@銀嶺祭

こんにちは。
ビブリオバトル信州の原です。
遅くなってしまいましたが、10/29(土)に信州大学松本キャンパス銀嶺祭にて行われた全国大学ビブリオバトル2016~京都決戦~予選会の模様をレポートをお届けします。
                    

①桜坂洋  『All You Need Is Kill』
トップバッターは、工学部一年生の方。
異形の者たちと戦う主人公はあるとき、自分がある日を基準に同じ時間を繰り返していることに気づいて...という物語だそうです。
ループSFものですね。
ハリウッドで映画化された作品でもあるそうです。

                    

②柳田理科雄 『空想科学読本』
次鋒を務めてくれたのは、浅野さんです。
アニメや特撮を科学的な視点で考察したという本です。
この本は科学的視点からフィクションの作品を考察した先駆けてきな本です。
ウルトラマンについての考察の部分が面白いそうです。



                    

貴志祐介 『黒い家』
3番手を務めたのは経法学部一年生の方。
紹介してくださったのは、ホラー小説。
保険会社に勤める主人公たちがある客と関わったことから、不可解な事件に巻き込まれていく...という内容だそうです。
怖さにリアリティがあり、現実に起こりそうな不気味さがあるそうです。


                    

④田中裕二 『ザ・ガール』
トリを務めたのは私、原です。
この本の内容爆笑問題の田中さんが自分の理想とするガールについてひたすら語るというものです。
この本はひたすら田中さんの妄想が綴られていくだけですので、肩の力を抜いて読むことが可能です。



                    

以上4人による紹介でチャンプ本に選ばれたのは…
貴志祐介 『黒い家』 でした。
(写真を撮り忘れてしまいました...)
以上、原によるビブリオバトルレポートでした。

2016年11月23日水曜日

10/15 ビブリオバトルレポート@光芒祭

こんにちは。
ビブリオバトル信州の浅野です。
更新が遅れていましたが、10/15(土)の光芒祭時に行われた全国大学ビブリオバトル2016~京都決戦~の
予選も兼ねたビブリオバトルのレポートします。

村田 沙耶香著 『しろいろの街の、その骨の体温の
一番手は、本日初参加の方です。
主人公の結佳は、女性の複雑な友人関係を維持しながら、同じ習字教室に通う雄太と親しくしていた。
その中で、結佳は、雄太に対して複雑な思いを抱くようになるという恋愛小説だそうです。

ロバート・B・チャルディーニ著 『影響力の武器 :なぜ、人は動かされるのか
二番手は、原さんが務めました。
自分あるいは他者が人に与える影響の力である影響力に焦点を当て、これが、どのようなメカニズムによる
ものかを述べた本だそうです。

中村修二著 『考える力、やり抜く力私の方法
三番手も一番手の人と同様に本日が初参加の方です。
著者であり、ノーベル物理学賞受賞者である中村修二さんの人生観についてをまとめた本であり、
今後の自らの生活にも役立てられる本だそうです。

畑野智美著 『海の見える街
四番手は、前回もバトラーとして出てくれた方です。
海の見える図書館で働く司書の恋愛話をまとめた連作小説だそうです。
主人公の本田は、派遣でやって来た鈴木さんとの出会いにより、ある女性の事
を引きずっていた現状が変わっていくというお話だそうです。

⑤中室牧子著 『学力の経済学』
最後五番手は、私浅野が務めました。
皆さんが良く耳にする、学力に関する疑問を実際に行われた実験や統計学、経済学の知識を
用いて簡潔にまとめた本です。





上記の本の中からチャンプ本として選ばれたのが
『海の見える街』でした。

以上 浅野による10/15 ビブリオバトルレポートでした。



2016年11月21日月曜日

つきいち兼予選会ビブリオバトルの開催

みなさんこんにちは!ビブリオバトル信州です。
11月の工学部図書館開催のつきいちビブリオバトルの開催情報をお届けします。

【つきいちビブリオバトル@信大工学部図書館】
日時:11月25日(金) 16時30分から17時30分
場所:信州大学工学部図書館2F グループ学習室

http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/engineering/news/2016/11/1125.html
より引用


尚、本ビブリオバトルは、全国大学ビブリオバトルの予選会も兼ねています。

多くの皆様の参加をお待ちしています。




2016年11月7日月曜日

全国大学ビブリオバトル2016 京都決戦 中部地区 地区決戦の開催

12月4日の日曜日の14時30分より全国大学ビブリオバトル2016 京都決戦 中部地区 地区決戦が開催されます。
今回は、塩尻市の市民交流センターであるえんぱーくの303-304室で行われます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

尚、全国大学ビブリオバトル2016についてご存知でない方のために、全国大学ビブリオバトルについての説明を以下に示します。
ご参考にして頂ければ幸いです。

まず、ビブリオバトルとは、バトラー(本を紹介する人)が自分のおすすめする本を持ち寄り、その本について5分間語り、最も読みたくなった本を投票により決めるというゲームであり、
全国大学ビブリオバトルは、2010年から続く大学生のためのビブリオバトルの祭典です。
もっと全国大学ビブリオバトルについて知りたい方は、全国大学ビブリオバトルの公式サイトをご覧ください。

全国大学ビブリオバトル公式サイト:http://zenkoku.bibliobattle.jp/

2016年10月20日木曜日

全国大学ビブリオバトル2016 京都決戦 中部地区 地区予選の開催

来週の土曜日に全国大学ビブリオバトル2016 京都決戦 中部地区 地区予選が開催されます。
今回は、中央図書館1階の特設会場で行われます。
昨年と同様に今年も銀嶺祭と同時開催となります。
文化祭を楽しむひと時として、是非立ち寄ってみてください。



学外の方が図書館に入館される際は入り口のカウンターで手続きが必要になりますのでご注意ください。
「ビブリオバトルを観戦に来ました」と申し付けていただくとスムーズに入館できます!

なお、中央図書館は大学西門を入って少し直進し、左側に見えるガラス張りの建物です。
松本市外から観戦に来られる方は、松本電鉄バスに乗り、「大学西門」の停留所で下車するのが最短のアクセスです。

そもそも、「全国大学ビブリオバトル」をご存知ないという方のために、「全国大学ビブリオバトル」についてご説明致します。
まず、ビブリオバトルとは、バトラー(本を紹介する人)が自分のおすすめする本を持ち寄り、その本について5分間語り、最も読みたくなった本を投票により決めるというゲームです。
全国大学ビブリオバトルは、2010年から続く大学生のためのビブリオバトルの祭典です。
もっと全国大学ビブリオバトルについて知りたい方は、全国大学ビブリオバトルの公式サイトをご覧ください。

全国大学ビブリオバトル公式サイト:http://zenkoku15.bibliobattle.jp/

多くの皆様のご参加をお待ちしています。


2016年7月28日木曜日

7/21 ビブリオバトルレポート@信州大学工学部図書館

こんにちは。
ビブリオバトル信州の浅野です。
7/21(月)に信州大学工学部図書館で行われたつきいちビブリオバトルをレポートします。


①三秋 縋著 『三日間の幸福』
一番手は、前回もバトラーとして出てくれた方です。
主人公の大学生クスノキは、自身の人生に悲観し大切なものを売る生活を繰り
返していた。その中で自身の本当の意味での大切な物に気づいていくという内
容の本のようです。


②森見 登美彦著 『新釈 走れメロス 他四篇
二番手は、工学部図書館司書の方です。
有名作である走れメロスのパロディで登場人物は京都大生。登場人物の
その時代での生き様を描いた近代小説の名作だそうです。


③岸田隆之・奥村直史・早坂信著 『歴史から読み解く英語の謎』

三番手は、私浅野が発表を行いました。
中学生の頃から皆さんの頭を抱えた思う英語の発音やスペルについてを英語やそ
の母国であるイギリスの歴史から紐解いた本です。 
④小長谷 正明著 『医学探偵の歴史事件簿』
最後四番手は、原さんが務めました。
古代エジプト王であるツタンカーメンの死の真相や脚気の蔓延の謎等を医学的側面
から推理した本だそうです。


上記の本の中からチャンプ本として選ばれたのが
原さんが紹介した『医学探偵の歴史事件簿』でした。

以上 浅野による7/21 ビブリオバトルレポートでした。




2016年5月31日火曜日

5/23 ビブリオバトルレポート@信州大学工学部図書館

こんにちは。
ビブリオバトル信州の原です。
5/23(月)に信州大学工学部図書館で行われたつきいちビブリオバトルをレポートします。

                    

① 茂木健一郎 『頭は「本の読み方」で磨かれる』
一番手は初参加の方。
読書に秘められた力を引き出すような読み方が書かれた本であるそうです。
他にも私が意識したこともない読み方が載っていそうです。

                    

② 三森ゆりか 『外国語で発想するための日本語レッスン』
二番手は私、原が務めました。
この本は2年前に読んだ本なのですが、研究室で資料を作ることが多くなり、自分の日本語が気になるようになり読み返しました。
タイトルに外国語とありますが、内容はいかに日本語を分析的に読むかというものです。
例を挙げると、本書の中で童謡「たき火」を分析的に読解しています。

                    

③ 藻谷浩介 『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』
三番手は浅野さん。
題名の里山資本主義とはお金のみに依存しない経済システムを指すことばであるそうです。
例としては、オーストリアの行政による森林マスター制度の構築や廃材を再利用したペレット燃料の作成などが記述されているようです。


                    

④ 馬場錬成 『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』
トリを務めたのは図書館職員の方。
2015年ノーベル生理学・医学賞受賞者の大村智さんの伝記を紹介してくださいました。
大村さんは型破りな人物で、夜学の高校教師から研究者になったという経歴からして面白い。



                    

以上4人による紹介でチャンプ本に選ばれたのは…
馬場錬成 『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』 でした!
以上、原によるビブリオバトルレポートでした!


2016年5月28日土曜日

4/21 ビブリオバトルレポート@信州大学工学部図書館

こんにちは。ビブリオバトル信州の原です。
更新がすっかり遅れてしまいました。
本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は4月21日に信州大学工学部図書館で行われたビブリオバトルをレポートします。

                    

渡波 郁 『CPUの創り方』

トップバッターは私、原が務めました。
この本はCPUをIC10個で自作するという挑戦的な本です。
表紙の女の子が軟派な印象を与えますが、CPUがどうやって計算や処理をしているかを突っ込んで説明している硬派な本です。
「CPUって何?」という人でも一通り読めば、自作できるようになります。




                    

② 結城 浩 『数学ガール』
次鋒を務めてくれたのは、浅野さんです。
数学ガールは高校生たちが数学を楽しんで行うという内容の理工書。
浅野さんが紹介してくれたのは数学ガールの漫画版でした。
いろいろな数学の内容をキャラクターといっしょに楽しむことができるそうです。

                    

③ 星新一 『きまぐれロボット』
最後を務めたのは図書館職員の方。
星新一の短編集の一つである「きまぐれロボット」を紹介してくれました。
星新一独特の皮肉の効いた短編が楽しめます。


                    

以上3人による紹介でチャンプ本に選ばれたのは…
星新一 『気まぐれロボット』 でした!
以上、原によるビブリオバトルレポートでした!